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11/22開催「芝浦工業大学の就職状況やキャリア支援の取り組み」

11月22日、豊洲キャンパスにて後援会主催の勉強会を開催しました。

後援会では毎年、Z世代やアンチエイジングなど、様々なテーマで芝浦工業大学の先生に講演をお願いしています。

今年は建築学部教授でキャリアサポートセンター長の桑田仁先生、そしてキャリアサポート課主幹の黒崎通介さんに、大学の就活の状況やキャリア支援の取り組みについてお話しして頂きました。

従来、勉強会は後援会幹事(役員)が対象でしたが、今年はオンラインで全保護者・保証人に公開して行ったため、オンラインで約350名の参加がありました。

大学生の就活の全般状況として、2026年卒の大卒有効求人倍率は1.66倍の売り手市場であること、しかし企業の規模や業界によってばらつきがあるとの説明がありました。(中小企業や、業種では流通・建設が慢性的な人材不足だが大手や金融では1倍を切る)

理系に限った場合、ITやDXはすべての業界に浸透しているため、企業の採用意欲は全体として高く、芝浦工業大学には毎日のように企業の人事担当者の訪問があるそうです。

『日経キャリアマガジン』が6月に発表した「注目しており、ぜひ採用したい大学ランキング」で芝浦工業大学が1位になっていることからも、芝浦工業大学の学生に対する期待が高いことが伺えます。

大学ではキャリアカウンセラーを増員して週末もカウンセリング支援を行ったり、今まで芝浦生の採用が少なかった企業や業界(金融・マスコミ・セキュリティなど)を開拓するなどの取り組みをしているそうです。

就活をする学生へのアドバイスとして、実際に就活を始める前から大学のキャリアサポートセンターを活用して様々な企業の研究をする(現在利用しているのは全体の半分ほど)、勤務地や業種にこだわり過ぎない、英語を勉強して留学や語学研修などの経験を積む(企業が最も採用したいのは英語ができる理系人材)、そして大学院進学を検討するという4点を挙げていました。

院卒は専門性やプレゼンスキルなどを身につけているため、半分近くが企画・開発・設計・デザインなどの上流工程の職種についており、初任給も生涯年収も学部卒より高くなっています。

保護者に期待することとしては、就活生アンケートによれば、就職について一番相談したい人の1位は親であり、キャリア観に大きな影響を与えた人の1位も親であることが紹介され、あくまで学生本人の意思を尊重しつつ、一番身近な社会人として相談に乗り、お手本になってほしいというお話しがありました。

質疑応答は1時間に及び、留学や資格取得の際の補助制度などについて質問がありました。

参加者の皆さまからは、「親の世代と就職活動が全く違うので勉強になった」「子供にも改めてキャリアサポートセンターの利用を勧めたい」といったご感想を多くいただきました。